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1分で分かる【腰】腰痛には腹圧と腹横筋|宮スポーツ新聞

 体幹を安定させるために、『腹圧』が働いていることをご存じでしょうか。

 

 腹圧は、腹筋背筋に囲まれた体幹の中で、圧力鍋のように圧力を高めて体幹部を安定させています。

 

 圧力鍋の様に4方向が壁になっていて、上が横隔膜(息を吸う筋肉)、下が肛門括約筋(肛門をしめる筋肉)、後ろを腰椎と多裂筋(腰椎を支える筋肉)、前を腹横筋(お腹を凹ます筋肉)が壁になり協調運動で腹圧を高めています。

 

 腹圧が機能することで、腰椎・背筋への負荷を30~50%軽減します。腹圧は4方向の協調運動で圧力が維持されているので、どこか1方向が緩むと圧力が逃げていきます。圧力鍋もふたが開いていては機能しないと思います。

 

 前の壁の腹横筋は、お腹の周りを一周横向きについている筋肉で、天然のコルセットと呼ばれています。

 

 お腹が緩んでいるのは正に腹横筋が働いていない証拠になりますので、まずは座っている時や立っている時、いろんな姿勢で『お腹を凹ませる』事を習慣にして腹圧を機能させましょう。


どうぞお大事になさって下さい。