· 

1分で分かる【肘】野球肘には肩関節の内旋外旋|宮スポーツ新聞

 野球肘は、肘の内側または外側・後方に痛みが起こる症状です。野球選手に多い症状なので野球肘という名前がついていますが、同様の症状でテニス肘ゴルフ肘といわれることもあります。

 

 肘関節に負荷が蓄積することにより、肘関節を構成する、軟骨・靭帯・筋肉の一部が損傷を起こします。メジャーリーグで活躍する大谷選手も右肘内側の手術を2度受けていることも報道されているかと思います。

 

 投球動作の際に腕を捻る動作は必要な動作なのですが、肘関節に大きな負担をかけます。この腕を捻る動作に重要な役割を果たしているのが肩関節の内捻り=内旋と外捻り=外旋の動きです。腕が上になる時に肩関節が外旋しない場合、過度に肘の外捻り=<外反>が起こり肘の内側靭帯が伸ばされます。

 

 私たちは普段、食事をする時も勉強・デスクワークする時も肩関節は内旋している時間が長く巻き肩姿勢になりやすいです。まずは、この肩関節が内旋している巻き肩姿勢の時間を、肩関節外旋ストレッチでリセットしておきましょう。❝手を後ろで組んで胸を張る❞ シンプルなストレッチが効果的です。


お大事になさって下さい。